本日の石垣島は雨が降ったり止んだり
この時期の石垣島は雨が多く
避寒目的で訪れた観光のお客さんはびっくりするかもしれません。
二週間くらい雨がしとしと降り続いたときもありました。
せっかく涼しくなったのに、北風が強くて、雨がシトシト、時にザーザー、
憂鬱な気分になってしまう事もあります。
しかしこの時期に雨が降らないと、夏場に断水になってしまう恐れもあるため
恵みの雨といってもよいでしょう。
畑は連日の雨でドロドロで、長靴の底に粘土質の土がたくさん付いてきて
とても歩きづらく、靴の泥を落とすのに大変な思いをします。
ここの畑は農業用水が整備されているので、水圧の高い水で靴底を洗い流せます。
水圧って本当にありがたいです。
潅水チューブもスプリンクラーも、水圧がなければ全く使い物になりません。
水がなければ、豚や鶏を飼うのも大変だとおもいます。
農業用水さん、ありがとう。
今日は雨でたいした作業もなく、オウギバショウとハイビスカスの見回りと
豚と琉の世話だけして、工場で木工作業に集中できました。
晴耕雨工ですね。
最近『ヤラブ』の家具を造って、改めてヤラブの魅力を感じましたので、
皆様に紹介しようと思います。
ヤラブとは、和名=テリハボク(照葉木、Calophyllum inophyllum)、
テリハボク科の常緑高木。八重山では、ヤラブ、ヤラボと呼ばれたりしてます。
高さは20メートルくらいまで大きくなります。
海岸線に自生していることが多く、砂浜で大木になっているのをみかけます。
とても生命力が高い木だと思います。
太平洋の熱帯から亜熱帯まで分布しており、
宮古島までが北限だと聞いたことがあります。
近年では人口的に沖縄本島にも街路樹として植えられているようです。
バリ島を観光したときにクタのビーチに生えているのをみました。
美術館の木製ベンチに使われているのも見ました。バリ島でも愛されているようです。
八重山の住民はヤラブが好きな方が多く、
昔は島材の箪笥はステータスの一部だったようで、
今でもヤラブをあしらった箪笥を大事に使っている家庭もあるようです。
一年前に植えたヤラブの苗です。
山羊にかじられていますね。。。アカン。また思い出した。。
こちらは10年程前に植えたヤラブ
5メートルくらいに成長して、結実歴あります。
ヤラブ製の棚
炎の様なトラの様な木目で
赤みが強くてとても美しいです。
硬質で、とても頑丈な木です。
幹が曲がっているものが多く、歩留まりはとても悪いですが、
木工業を生業としている僕が一番お世話になっている木です。
木材として、とても価値が高いヤラブですが、
種子から採れる油をハワイでは『タマヌオイル(tamanu oil)』と呼ばれ、
民間療法の薬や化粧品の原料に使われるようです。
灯火用にもされ、爪楊枝をさしてろうそくにしたとかしなかったとか。
とても良質の油で八重山でも特産品になるのではないでしょうか。
季節になると、種がいっぱい道路に落ちて、
現在では誰も拾わずにゴミ扱いされてしまっています。。
一年に一度しか実は収穫できませんが、かなりの収量があるのではないでしょうか。
石垣島はまだまだ無限の宝物がいっぱいのようです。
この記事へのコメント
なうひあ
タマヌオイルのことも紹介してくださってありがとうございます。
私たちも、石垣島のヤラブの種子から「石垣島タマヌオイル」を作っています。
こんなにすばらしい実が邪魔者扱いされているのは本当に残念です。
YAS
この棚は石垣市挽物組合内のむら工芸の工房で造っております。
森林組合の隣に工房があります。トタン屋根のところです。機会があればぜひおこしください。畑作業にでていることも多いので事前に連絡いただければ案内できます。
なうひあさんのHP拝見させていただきました。
タマヌオイルの製品とても素敵ですね。
恥ずかしながら石垣島産のタマヌオイルが存在していることを知りませんでした。
このようにかわいいパッケージで製品化されているのを知って、とてもうれしく思います。
生のヤラブの実をそのままプレスにかけてしまって、接着剤のようになってしまって
洗い落とすのに大変な思いをしたことがあります。
その後乾燥させて絞ってみようと思って部屋に置いておいたらカビました。
搾油はとても大変かつ丁寧な工程が必要なのだと知りました。
かげながら応援しております。